相手の気持ちを変えるのは大変なことです。
しかし、あきらめずに立ち向かうことで前に進んでいくしかありません。
突然離婚を切り出されたら、気持ちばかり焦って、
「離婚したくない思いを伝えて分かってもらいたい」
「相手の気持ちを聞いてみたい」と話し合いをしたくなります。
しかし、離婚を回避し、やり直していくにはタイミング良く対応していくことが求められます。
今は、ぶつけるときではなくて、引いてみるときなのです。
離婚を切り出されてパニックになった精神状態では、感情が抑えられなくなって、冷静な話ができなくなります。話し合いをするつもりが言い合いになり、泣いたり、開き直ってしまったり、喧嘩になります。
離婚を切り出した側も、考え悩みぬいて「離婚を選択」という結論を出しています。
いくらこちらが「離婚をしたくない」と伝えても、一度「離婚」と決めたことを変えるのは、容易ではないことないのです。
「離婚したい」と言った夫や妻を受け止めず、「離婚したくない」と言うばかりで、自分の価値観や思いを訴えても、相手はますます離婚への思いが強くなります。
そんなとき「受け入れてもらえない」と嘆き悲しむのではなくて、相手の考えを受け止め、尊重する謙虚さも必要です。そして依存から脱出し、自立することが大切なのです。
自分では気が付ないうちに、以下の行動をしていないか確認する
離婚したくないと思うのであれば、やはり夫(妻)に対して寛容になることが求められます。
とはいっても、何でもかんでも相手の言う通りにしなければいけないというわけではありません。
大切なのは、相手と上手に折り合いをつけることと、相手にも自分をしっかりと理解してもらうことです。
離婚をしたい夫や妻に対して、自分なりの考えを丁寧にかつ冷静に伝えるようにしましょう。
「自分は決して間違っていない」「自分は悪くないのになぜ謝罪しなければいけないのか」という気持ちがあると話し合いはできません。離婚の話し合いというのは勝った負けたの勝負事ではないのです。
夫や妻に対し、戦々布告の態度で臨むのは、もってのほかです。
小さなプライドや意地でこれまでの幸せな日々と大切な人を失ってしまっては、後悔してもしきれないでしょう。
離婚を本気で回避したい気持ちがあるならば、まずは相手の意見を冷静に聞き、それに対する反省と謝罪を行うこと。
それから自分の気持ちをちゃんと伝えられるよう時間をかけることが重要なポイントです。
1%でもやり直せる可能性があるのなら、最後まで向き合う価値が十分にあります。